2022年5月22日にFP3級を受験し、無事に一発合格することができました。(自己採点で)学科・実技ともに9割の点数を獲得!
完全合格!!気持ちのいいワードですねえ。
この記事では、マネーリテラシーゼロの私が、FP3級を受けるまでにどのような準備をしたかをご紹介します。
FP3級は実務経験がなくとも独学で合格できます。暮らしに役立つお金の知識が得られるので、とてもオススメの資格です。
マネーリテラシー、高めていこ〜!
FP3級の試験概要 〜学科と実技〜
FP技能検定とは?
正式名称はファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)です。
FP技能検定では、生活に役立つお金の基本や、仕組み・制度などの幅広い知識を身につけることができます。ファイナンシャル・プランナーを目指す人だけでなく、マネーリテラシーを身に付けたい方にとても有益な資格です。
FP技能検定は3級〜1級までの階級があります。今回私が受験をしたのは3級です。FP3級は初学者でも受験することができます。受験資格は以下の通り。特別な受験資格はありません。
FP3級の受験資格
FP業務に従事している者または従事しようとしている者
(FP業務とは、資産の設計・運用・管理およびこれらに係わる相談業務、コンサルティング業務をいいます)
FP技等検定の実施機関
FP技能検定を実施している機関は2つあります。「一般社団法人 金融財政事情研究会(通称 金財)」または「NPO法人 ファイナンシャル・プランナーズ協会(通称 日本FP協会)」の2機間です。
私は日本FP協会のものを受験しました。
FP3級の出題範囲
FP技能検定3級では、6つのカテゴリが出題されます。
- A ライフプランニングと資金計画
- B リスク管理
- C 金融資産運用
- D タックスプランニング
- E 不動産
- F 相続・事業承継
カテゴリ名を見るだけでも、出題範囲の幅広さがわかりますよね。
学科と実技の出題について
FP技能検定3級の試験は、学科と実技のパートに分かれています。
学科試験は、合計60問出題されます。○×を回答する2枝択一問題が30問、3つの選択肢から回答する選択問題が30問という内訳です。日本FP協会、金財いずれも同じ問題が出題されます。試験時間は120分です。
実技試験は、日本FP協会と金財で出題内容が異なります。日本FP協会の場合、20問の問題が出題されます。3枝択一問題です。試験時間は60分です。
学科では、用語や仕組みについて問われる問題が多く、計算問題はあまり多くありません。実技では、具体的なケースを想定した問題が出題されます。例えば、Aさんの資産情報を見て、課税対象になるのはどの費目か?などです。実技は計算問題の割合が多い傾向にあります。
FP3級の合格率
FP3級の過去3回分の合格率は以下の通りです。
実施時期 | 学科・実技 | 受検申請者数 | 受検者数 (イ) | 合格者数 (ロ) | 合格率 (ロ)/(イ) |
2022年5月 | 学科試験 | 48,518 | 39,230 | 32,706 | 83.37% |
実技試験 | 48,264 | 38,809 | 35,058 | 90.33% | |
2022年1月 | 学科試験 | 52,015 | 39,495 | 34,364 | 87.01% |
実技試験 | 53,105 | 40,324 | 36,595 | 90.75% | |
2021年9月 | 学科試験 | 44,725 | 36,368 | 30,801 | 84.69% |
実技試験 | 45,998 | 37,414 | 30,119 | 80.50% |
FP3級は合格率の高い試験だということがわかります。きちんと勉強すれば合格は難しくありません。
独学でFP3級合格!実践した勉強内容について
さて、ここからは私の実体験をご紹介していきたいと思います。
マネーリテラシーゼロ!勉強開始時の知識レベルは?
FPの試験を受けようと思ったきっかけは、自分のマネーリテラシーの低さをなんとかしなければ・・・と思ったためです。社会人になって何年も経っているのに、カクテイシンコク?ゲンセンチョウシュウ?お金を増やすにはどうすれば・・・?というレベルだった私。このままではいけないと思い、お金の基礎を学びたいと思ったのがきっかけでした。
こんなふうに知識のない状況からでも始められたので、初学者でも心配する必要はありません。
しっかりと勉強をするうちに、聞いたことはあるけどよく理解していない言葉がたくさん出てきて、そういうことだったのか〜と少しずつ理解できることがとても楽しかったです。
もともと勉強が得意とは言えない私ですが、身近なお金のことについて学べるので、比較的楽しく勉強を進められたと思います。自発的に1冊の教科書をきちんと勉強したことなんて、初めてに等しいです。
ここで勉強をしなかったら、数年先、たくさん損をしていただろうな〜と感じます。
勉強のスケジュールと勉強時間は?
Twitterなどで合格した方のコメントを見ると、勉強時間10時間〜30時間で合格したという猛者もたくさんいらっしゃるのですが、初学舎の私にとってはこんな勉強時間では足りませんでした・・・。
私の勉強時間は、合計70時間ほどです。
勉強開始前にこんな感じでスケジュールを立てて、ほぼ忠実に実行しました。
勉強期間 | 内容 |
1週目(3月末から勉強スタート) | 金融資産運用 教科書+問題集 |
2週目 | タックスプランニング 教科書+問題集 |
3週目 | 不動産 教科書+問題集 |
4週目 | ライフプランニングと資金計画 教科書+問題集 |
5週目 | 相続・事業承継 教科書+問題集 |
6週目 | リスクマネジメント 教科書+問題集 |
7週目〜試験日 | 過去問+アプリでひたすら練習問題 |
1日の勉強時間は1.5〜2時間くらいです。3月末から勉強をスタートしたので、勉強期間は約2ヶ月弱でした。
カテゴリごとに教科書と問題集を進めていきました。それぞれのカテゴリは関連する内容はあるものの、特に決まった学習順序はないとのことだったので、自分が興味のあるものから順番に勉強していきました。
勉強に使用した教材は?
私が勉強にした教材は4つです。①教科書、②問題集、③過去問、④スマートフォンアプリ。どれも合格に必要なものだったと思うので、ここで紹介します!
教科書 みんなが欲しかった! FPの教科書 3級
まずは教科書です。FPの教科書はいろいろな種類が出版されていて、どれにしようか迷ってしまいましたが、一番人気の高かったこのシリーズにしました。
内容はフルカラーで、重要なポイントは「板書」のスタイルで、まとめてくれているので分かり易かったです。かわいいイラストが描かれているのも覚えやすくてよかったです。
問題集 みんなが欲しかった! FPの問題集 3級
教科書と同じシリーズの問題集も購入しました。教科書の方にもパートごとに練習問題が用意されていますが、数問しかないので教科書だけでは物足りないと思います。この問題集は教科書と同じ構成で作られているので、教科書が1パート終わったら、そこに対応する練習問題を解くという流れで勉強しました。
練習問題を解くことで記憶が定着するので、この流れは良かったと思います。
過去問 FP3級ドットコム
過去問の練習には、「FP3級ドットコム」というWebサイトに大変お世話になりました・・・。
すべての過去問を解説付きで掲載してくれているサイトです。これが無料で利用できるなんて、とてもありがたいですよね。
過去問の勉強はこのWebサイト一つでカバーできると思います。試験回ごとに解くこともできますが、分野指定など出題の範囲を選べるので自分の苦手分野だけに絞って練習できます。うまく使えば、問題集ナシでもこのサイトだけで練習問題はバッチリかもしれません。
問題ごとに問題難易度が出てくるようになっているのが面白かったです。この道場にチャレンジしている人たちの傾向が見えるので、難易度の低い問題で間違えてしまうと危機感が出てきます。
スマートフォンアプリ
最後に、電車移動中などにはこのアプリを使っていました。
過去問を基にした問題をクイズ感覚で練習できます。このアプリも全問解説付きです。ありがたい・・・。出題範囲をカテゴリごとに指定できたり、過去に自分が間違えた問題やチェックした問題から出題したりと、苦手分野を狙って練習できるのがよかったです。
スマートフォン用アプリはいくつか出ていますが、無料ですべての問題を利用できるのがこのアプリでした。教科書とセットのアプリもあったのですが、無料で利用できるのは数問で、そこからは課金が発生するものが多かったです。(本の購入者は無料で使えたらいいのにな〜なんて思いました。)このアプリは完全無料で利用できるのでお試しください!※無料なので、たまに広告が入ります。
ダウンロードはこちらからどうぞ!
FP3級はしっかり準備すれば難しくない
マネーリテラシーゼロの私が、独学でFP3級に合格するまでの勉強時間や教材についてご紹介しました!
FP3級はしっかりと準備をすれば合格できる資格です。特に過去問の勉強は必須かなと思います。
FP3級にチャレンジする方の参考になれば嬉しいです!
これからは勉強したことを基に、もっとお金について興味をもって生活していきたいと思います!
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